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VMware ESXi 4.1 Update2のPXEインストール環境構築

 VMware ESXi 4.1 Update2がリリースされてしばらく経ちますが、リリースされてすぐの頃にPXEインストール環境を作ろうとして、以前と同じ方法ではうまくできずに放置していたことを思い出して、今更ながら原因を調べてみました。結果から言うと、やり方自体はESXi 4.1からの方法で良かったのですが、用意するファイル名が変わっていました。

 手順についてはこちらを参照してください: http://www.jayakumar.org/esx/pxe-boot-vmware-esxi-4-1-and-manual-install/

 この中で、imagedd.bz2をリネームする作業があるのですが、これを次のように読み替えます。Update2では、ビルド番号の違い以外にバージョン番号が含まれる点が以前と異なるようでした。

(×)mv imagedd.bz2 VMware-VMvisor-big-260247-x86_64.dd.bz2
(○)mv imagedd.bz2 VMware-VMvisor-big-4.1.0-502767-x86_64.dd.bz2

 このファイル名は、インストーラのシェルにログイン(Alt+F1を押下した後、root/パスワード無しでログイン可能)して、 /usr/lib/vmware/installer/Core/Consts.py ファイルを開くと確認することができます。

VMVISOR_IMAGE = "VMware-VMvisor-big-4.1.0-502767-x86_64.dd.bz2"

 また、これはもしかするとうちの環境だけの話かもしれませんが、ESXiのインストールISOイメージについているmboot.c32がブート時に読み込めなかったので、OSのsyslinuxパッケージに含まれていたmboot.c32で上書きして解決しました。