仮想化通信

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ML115にESX Update3をインストール

(2009/06/03追記)簡単にしか確認出来ていないのですが、以下の方法ではデータストアがうまく使用できないようです(途中でデータストアがOfflineになってしまう?)。お役に立てなくて無くてごめんなさい。


 前回の「ML115 に ESX Server 3.5 をインストール」からしばらく経ちましたが、今回はVMware ESX Server Update3をインストールしました。(最新はUpdate4ですが……。)  前回とは違って、インストール完了後は普通どおりブートします。ただし、インストールのパーティション確認画面の段階で、VMFSが作成されないため、インストール後にVI Clientで接続すると、データストアがないと言われてしまいます。  対策方法を調べたら、こちらに手順がありました。どうやら、直す内容は前回と似ているようです。手順丸写しになってしまいますが、まとめておきます。

  • VMware起動時のブートメニューで、トラブルシューティングモードで起動
  • chmod +w /etc/vmwware/pciid/sata_nv.xml
  • vi /etc/vmwware/pciid/sata_nv.xml
    次の部分を書き換える
    (書き換え前)  <device id="037e">
    (書き換え後)  <device id="037f">
    
  • esxcfg-pciid
  • esxcfg-boot -r
  • esxcfg-boot -b
  • reboot

 再起動後は、VIClientからストレージが認識されるようになります。空き容量部分をVMFSでフォーマットすれば完成です。このとき、ディスク全体をVMFSにフォーマットしないように注意します。 ―――  以下余談。先日、ESXの入ったサーバを取り急ぎ客先に持って行く必要があったので、ML115にインストールしようとしたらこの問題に遭遇しました。時間に余裕がなかったためにすぐにあきらめてしまい、20kgはあると思われるDL380 G5を無理やりハンドキャリーしたのですが、対処方法を知っていれば超重たいDL380を運ばずに済んだでしょう。(ただ、たまたまDL380に載せていたFCカードが予想外に大活躍したので、ML115を選ばなかったのはある意味正解でしたが……(苦笑))