仮想化通信

日本仮想化技術株式会社の公式エンジニアブログ

Metal As A ServiceソフトウェアのCanonical MAASを使ってみました

MAASとはなにか

MAASとは、Ubuntuを開発・支援しているCanonical社のMetal As A Serviceを実現するソリューションです。オープンソースで開発されており、必要であればサポートを要求することもできます。 MAASにより、物理および仮想ノードを一元管理できます。 利用している技術は、ISC DHCPIPアドレスを、ISC BINDで名前解決を管理し、PXEと iSCSIでイメージを配信してターゲットノードに展開するなど、既存の技術を使って構成されているので安心感があります。

インストール方法

MAASはオープンソースで開発されています。インストール手順も公開されているのですが、公式の手順では説明が不足しており初めてインストールしたときは苦労しました。

MAASの概要やインストール後の登録方法については公式のページを見ていただくとして、次の手順に従うと、最新安定版のMAASをすぐ利用できます。

 

1.MAASのPPAを追加

- sudo add-apt-repository ppa:maas-maintainers/stable
  1. リポジトリー情報の更新(重要)
- sudo apt-get update
  1. パッケージのアップデート
- sudo apt-get upgrade
  1. MAASのインストール
- sudo apt-get install maas maas-dhcp maas-dns

5.インストール後は公式の手順に従って各種設定する

 

これだけでインストールできます。 執筆時点での最新版のMAAS 1.7.1はUbuntuだけでなく、CentOS 6および7、RHEL7をMAASに登録した物理ノードやKVM仮想ノードにプロビジョニングできます。弊社ではさらにOracle Linux 7のプロビジョニングも可能であるを確認してます。

ベアメタルプロビジョニングや物理ノード、仮想ノードの一括管理を検討されている方は是非触ってみてください。もしお手伝いできることがあれば是非、お問い合わせください

MAAS 1.7.1