MicroStackはOpenStackを手軽にセットアップするツールの一つです。このブログでも何度か取り上げています。 私もMicroStackは日頃からよく使っています。
今回は「一度インストールしたMicroStackのリリースチャンネルを切り替える」という話です。
MicroStackのセットアップについて
MicroStackをインストールするときは公式のインストール方法はこう書かれています。
$ sudo snap install microstack --devmode --beta
ただ以前その当時のbeta版でインスタンスの起動に支障が出ていたので、手元ではedge版を動かしていました。
今回これを、beta版に切り替えてみます。
リリースチャンネルの変更方法
まずは今のバージョンを確認します。現在MicroStackはbeta
とedge
版のsnapパッケージが提供されています。
$ snap info microstack ... channels: latest/stable: – latest/candidate: – latest/beta: ussuri 2022-01-26 (245) 438MB - latest/edge: ussuri 2022-01-21 (245) 438MB - rocky/stable: – rocky/candidate: – rocky/beta: – rocky/edge: rocky 2019-12-06 (195) 398MB classic installed: ussuri (245) 438MB -
カッコ書きになっている数字がパッケージのリビジョンです。どうやら今は同じバージョンみたいですね。 このタイミングで切り替えると影響がなさそうです。次のように実行します。
$ sudo snap refresh microstack --channel=latest/beta --devmode
もう一度snap info microstack
を実行してみます。tracking
の項目が latest/edge
からlatest/beta
に切り替わったはずです。
MicroStackは気軽にOpenStack環境を手元で実行するのに最適なソフトウェアです。ちょっとOpenStackを触ってみたい時とか、DevOpsなどでCI/CDの実行用途で仮想マシンを使いたいとかそんな時に便利なソフトウェアです。まだ触ったことがない方は是非お試しください。
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