FedoraをWebインターフェイスで管理するCockpitというソフトウェアがあります。 最近のFedora Serverはデフォルトインストールオプションでインストールすると、Cockpitがインストールされます。 インストールさえすれば、RHELもそのほかのRHELクローンでも使えるはずです。Ubuntu、Debian、openSUSEなどでも使えるようです。
というわけでRaspberry Pi 4bにFedoraをいれて、ラズパイ向けFedora ServerイメージにデフォルトインストールされているCockpitを使ってみました。
Cockpitツアー
これが最初のシステム概要画面。
こちらがシステムログの画面。重要度や時間帯などでフィルタリングできます。
これがストレージの読み書き状況やログ、NFSマウントなどの設定画面。
こちらがネットワークモニタリングやネットワークの設定、ファイアウォール設定画面。ファイアウォールについてはRHEL,Fedoraなどであればfirewall-cmd
を使うほうが私は好きですけどね。GUIから設定できます。
Linuxユーザーアカウントの管理やサービス管理などもGUIとして提供されています。
デフォルトでは使えなかったのですが、cockpit-potman
パッケージをインストールしたら、Podmanコンテナの管理画面が生えてきました。
Podmanコンテナはこのような感じでコンテナの設定をして
コンテナを動かしたり、コンテナのシェルに入って操作できるようでした。
ちなみにRaspberry Pi 4bで動かしたFedora 35 Serverでこちらの手順でMicroShiftを動かした所、特に問題なく動きました。
Fedora 36 ServerはMicroShiftの動作にちょっと苦労したのですが、Fedora 35ではすんなりと。ちなみにFedora 36 IoT Editionでも手元の環境では問題なく動きました。大規模でなければこういった使い方もありなのかな?...なんて思います。Edgeコンピューティング的な?
最近DevOpsブログでMicroShiftの話題を書いています。そちらもあわせてご覧ください。