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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 日本仮想化技術株式会社メールマガジン 仮 想 化 通 信 Vol.007 (2010/04/01) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ■□ □■ AMDの12コア搭載新型Opteronはすごい ---------------------------------------------------------------------------- 3月29日(月)に発表になったAMDの新型OpteronはCPUコアを12コアも搭載した凄い奴で す。コードネームは「Magny-Cours」。マニクールと読みます。 たまたま機会があり、リリース前の評価機を検証用にお借りすることができたので、 Hyper-V 2.0+SQL Serverで検証を行ったのですが、12コアx2プロセッサ=合計24コア を使い切らせるのが如何に大変か。負荷をかけるためのロードジェネレータも何台も 用意しないといけないし、通信用のネットワークもそろそろ1Gbpsをいくつかでは足 りない気配です。それなのに、消費電力も抑えめだし、メモリ帯域も4チャネルも使 えてメモリモジュールも沢山挿せるし、まさに仮想化向けと言ってもいいですね。 海外では素早く搭載モデルのサーバーがリリースされたようですが、そういえばAcer がこのCPUを搭載したサーバーをリリースしようとしているらしいです。一体どんな のでしょうかね。家庭用でしょうか。(宮原) ■□ □■ Hyper-V 2.0 ベンチマーク覚え書き ---------------------------------------------------------------------------- 3月は12コアのMagny-Coursをはじめ、様々なCPUと、様々なストレージを使ったベン チマークテストを大量に行っていました。結果については色々な機会でお話しするこ とになると思うので、ここではそのあたりに盛り込めないであろう内容を少し取り上 げておきます。 ・半導体ストレージがやっぱり速い 仮想化するとI/Oが遅くなると言われますが、十分に速いストレージを使えば、きち んと許容できるだけの性能が出ます。ただ、やはりハードディスクは元々が遅いので、 そこからさらに仮想化のオーバーヘッドがかかって遅くなると、「遅いなあ」という ことになります。 データベースなどで本当に高い性能が必要なら、SSDを沢山並べてIOPSを稼ぐのが王 道なのでしょうね。 ・LeftHandが面白い HPに買収されたLeftHandは、ソフトウェアベースの分散型ストレージです。iSCSIで 接続できるのですが、ノード間でネットワークミラーリングが2wayおよび3wayで行え るのが特長です。 今回テストしてみましたが、ネットワークミラーリングを行っても書き込みで10%程 度しか性能が落ちなかったので、なかなかの好感触でした。 ・Hyper Threadingをどう活用する? Intel Xeon 5500番台から復活したHyper Threadingですが、ハイパーバイザーによっ てはその性能をうまく引き出せないこともあるようです。今回主に使用したHyper-V 2.0はきちんと性能がアップしましたが、VMware ESX 4では性能が出ませんでした。 もちろん、使用するアプリケーションによっては、ほとんど有効活用できない場合も あるのでケースバイケースです。Hyper Threadingは、うまく活用できたらラッキー、 ぐらいに性能設計時は見ておくべきでしょう。 ・メモリは32GBから48GBぐらいが良い? 今回使用したマシンのメモリは大体32GBから48GBぐらいにしていました。特に不足す ることもなく検証ができたので、大体この辺りの容量がコスト面も考慮した一つの天 井でしょうか。(宮原) ■□ □■ セミナーイベント情報 ---------------------------------------------------------------------------- 弊社代表 宮原が、以下のイベントにて講演予定です。 ★ 『ユーザーのための仮想化フォーラム2010』 ・日時:2010年4月14日(水) 10:00〜17:20(9:30開場)予定 ・会場:ホテル メトロポリタンエドモント 2F・悠久(東京都千代田区飯田橋) ・参加費:無料 ・詳細および申し込み http://ac.nikkeibp.co.jp/itpro/virtual10spring/ ★ 『HP/マイクロソフトが提案するエンタープライズクラウド基盤セミナー』 ・日時:2010年4月12日(月)13:30〜17:20(受付開始:13:00) ・会場:秋葉原コンベンションホール ・参加費:無料 ・詳細および申し込み http://h50146.www5.hp.com/events/seminars/info/seminar2.html ■□ □■ あ と が き ---------------------------------------------------------------------------- 今回の仮想化通信はいかがでしたでしょうか? 前回の発行から、2回ほど無断休刊状態となってしまい、申し訳ありませんでした…。 発行担当(私)が通常業務で稼働率100%になってしまい、メールマガジン発行まで手 が回らない日々が続いておりました。今号もイレギュラーな木曜日発行になっており ますが、次号より、平常通り水曜日に発行したい考えです。(大内) ★次回の仮想化通信は4月14日を予定しています。 ---------------------------------------------------------------------------- ■メールマガジンについて 本メールマガジンは、弊社Webサイトから配信登録された方、イベント等で弊社ア ンケートにお答え頂いた方のうち、情報配信を希望された方にお送りしています。 ■配信停止/メールアドレス変更方法 メールマガジンの配信停止をご希望の方は、下記ページよりお手続きください。 メールアドレスを変更される方は、古いメールアドレスへの配信停止手続きをして 頂き、新しいメールアドレスをご登録ください。 http://VirtualTech.jp/mailmagazine/ ■バックナンバーについて メールマガジンのバックナンバーは、ブログ版仮想化通信に掲載しています。 http://blog.VirtualTech.jp/category/mailmagazine/ ■お問い合わせ 発行 : 日本仮想化技術株式会社 メール : kasotsu@VirtualTech.jp URL : http://VirtualTech.jp/ ----------------------------------------------------------------------------