仮想化通信

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MAASを稼働させている環境でシステムアップデートをする場合の注意

Canonical MAASの1.8がリリースされました。ChangeLogを見ればわかるように、前バージョンの1.7と比べ、数々の修正が行われています(設定も含む)。

使い勝手などはおってここで取り上げたいと思いますが、MAASのPPAを追加してあたらしいバージョンのMAASを使っている場合、システムアップデートに注意する必要があります。

普段、sudo apt-get upgradeでシステムの更新をしている場合は現時点ではMAAS 1.7から1.8に更新されることはないのですが、apt upgradeコマンド(apt-get dist-upgrade相当)を使ったり、apt-get dist-upgradeを行ったりするとMAAS 1.8に更新されてしまい、MAAS 1.8向けの設定に書き換えないと503エラーが表示され、利用できなくなるので注意が必要です。

MAASをご利用の方はご注意ください。

maas18

(図 apt-get upgradeコマンドでは前のバージョンがキープされるが...)

UpdateFailed

(図 dist-upgradeを強行突破すると正常動作しなくなります)