仮想化通信

日本仮想化技術株式会社の公式エンジニアブログ

Kubernetesで名前空間レベルのPod Security Standardsを試してみた

なぜPod Security Standardsが必要なのか Kubernetesは便利なのですが、デフォルト設定のままのKubernetesは良く言えば自由性が高い、(あえて)悪く言えばセキュリティが緩いとよく評価されてしまいます。 Kubernetesのセキュリティを高める手段の手段の一…

MAAS 3.1にアップグレードしたらMAASでKVM VMを作れなくなったが解決できた

MAASを3.0から3.1に変えてしばらく気がついていなかったのですが、KVM VMを作成しようとしたらLXDのバージョンアップを要求されてしまい、そのままではVMの作成ができない問題が発生しました。MAAS Dashboardにエラー表示はされていましたが、rackd.logにも…

EKS AnywhereをvSphereプロバイダーで利用してみる

Amazon EKS Anywhere は、プライベートのオンプレミス環境でKubernetesクラスターを作成および運用できるようにする、AWS がサポート可能なAmazon EKSのための新しいデプロイオプションです。名前が示すように「どこでも、EKSのような環境を」を目指して開発…

MAASでESXiをベアメタルプロビジョニングする

MAASを色々なベアメタルプロビジョニングに使っているのですが、イメージさえ作ればESXiのデプロイなんかも実行できます。そしてイメージを作るために使われるのがHashicorpの「Packer」、そして「packer-maas」です。 以前、ESXi 6.7 Update 3くらいの時の…

MAASでリリースされたばかりのUbuntu Server 22.04をデプロイしてみた

こちらでニュース記事があるように、Ubuntu 22.04 LTSがリリースされました。 begi.net そこで早速、MAASを使ってデプロイしてみました。 イメージのインポートから MAASのイメージ管理のページはデフォルトでは定期的に新しいイメージをチェックして、イン…

自宅回線の上りがつらかったので踏み台サーバーを立ててみたらリモートワークが快適になりました

リモートワークが馴染んできたのもあって、色々なことをリモートでやろうとして、「あっ、あれができない」...みたいなところではまるっているのが最近良くあります。 昨日もVMware vSphereで動くアプライアンスを動かすために、遠隔で1.5GBという結構大きめ…

Knativeをmicrok8sで触ってみる

Knativeとは Knativeとは、Kubernetes上にサーバレスコンピューティングの基盤を構築する、オープンソースソフトウェアです。 イベントをトリガーにしてコンテナを起動して、負荷に応じコンテナ実行数を自由に増減させるスケーラビリティを提供します。Knati…

MAAS 3.1.0にアップグレードしてみました

MAAS 3.0からMAS 3.1へアップグレードしてみました。 リリースは2021年12月なので、ちょっとだいぶ経ってしまいました。 maas.io MAASとは何か ここで言っているMAASは「Mobility as a Service」の方ではなくて、「Metal as a Service」の方です。 MAASはデ…

Multipassをもう少し深掘り(公開鍵認証編)

前回、Multipassを使って手元の環境でKubernetesを動かすという記事を書きました。 tech.virtualtech.jp 今回は作ったクラスターをログインせずに使えたら便利だよねという小ネタです。 Multipass VMにssh公開鍵認証 MultipassでVMを作るには次のような感じ…