仮想化通信

日本仮想化技術株式会社の公式エンジニアブログ

Kubernetes Podアプリに外部HAProxyでVIPアクセスする

今回はKubernetesのPodでWebサービスを起動した時に、外部HAProxyを使ってVIPでアクセスする方法をまとめたいと思います。 前提条件は次の通りです。 JujuとMAASで構築したKubernetesを想定 nodePortを固定してPodを作成している 外部HAProxyサーバーは固定…

Airshipを試してみた

今日はOpenStackの誕生日だそうです。 Happy Birthday! OpenStackは2010年の今日、米Rackspace HostingとNASAの共同でオープンソースのクラウドソフトウェアを作るプロジェクトであるOpenStackプロジェクトが開始されました。 それから8年が経ちました。 そ…

Kubernetesで永続ストレージを構築するツールのRook(の最新版)を使う

本ブログで度々話題に上がるRookですが、現在Stableは0.7.1がリリースされており、まもなく大幅に機能強化された0.8がリリースされます。 バージョン0.8では次のページにあるようなダッシュボードが追加されており、別途kubectl createすれば利用可能です。…

Jujuでデプロイするサービスを追加する方法

これまで説明したように、YAMLファイルにデプロイするアプリケーション、サービス同士の繋がり、オプションを設定すれば記述した通りJujuが環境をセットアップしてくれます。Canonicalが提供するUbuntu Jujuは非常に便利なデプロイツールです。 次のYAMLは私…

Spinnakerのパイプラインによる自動デプロイ

前回のエントリでKubernetesクラスタへSpinnakerをデプロイしました。 http://tech.virtualtech.jp/entry/2018/05/23/134107 Spinnakerのパイプラインを使用し、自動デプロイ環境を作成してみます。 筆者: コムシス情報システム株式会社 山本 聡 自動デプロ…

仮想化通信をHTTPS化いたしました

仮想化通信をHTTPS化いたしました。本日の今現在より、HTTP URLでアクセスした場合もHTTPSのアドレスにリダイレクトされるようになっています。 以下のブラウザーで動作することを確認しています。 IE11 Firefox 60 Safari 11 はてなブログでは、はてな所有…

JujuでCalicoを使ったKubernetes環境を構築する(後編)

前編はこちらです。 tech.virtualtech.jp 前編ではKubernetes MasterとWorkerの2台構成の環境を作りました。後編ではまずWorkerノードを増やしてみます。 Jujuでアプリケーションを構築した場合、ノードを追加してスケールするのは簡単にできます。 前編と同…

JujuでCalicoを使ったKubernetes環境を構築する(前編)

KubernetesはPod用のネットワークとしてFlannelを採用されることが多いと思います。 JujuでデプロイできるKubernetesの構成でも、多くのBundleではFlannelが指定されています。 しかしこのFlannel、VXLANやGREなどを利用してL2ネットワークを構築するため、…

Kubernetesと永続ストレージの使い方

Kubernetesは現在、バックエンドエンジンとしてDockerを利用しています。 Podの作成はYAML形式でエディターで書いて、kubectl createコマンドで簡単に作成できます。 作成したPodはkubectl execコマンドを使って、bashシェルなどにログインすれば仮想マシン…

Jujuで構築するKubernetesでGPUを使うには(2)手書き文字解析編

tech.virtualtech.jp 今回は前回構築したKubernetes GPU環境でMNISTを動かしてみます。 MNISTは手書き文字を解析するサンプルプログラムです。 これを実現する方法はいくつかありますが、前回予告した通り、Chainerを使って実行してみます。 Podを作成するに…

KubernetesクラスタへSpinnakerを構築

Kubernetesはコンテナアプリケーションのオーケストレーターです。 yamlによるサービス構築がkubectlコマンドで実行できますが、 さらに自動化されたデプロイ環境が欲しくなってくるのではないでしょうか。 そこで前回構築したKubernetesにContinuous Delive…

JUJU + MAAS を使用したOpenstack構築 + 監視設定

JUJU + MAASによるOpenstackの構築と、 Gnocchi Grafanaを使用したリソース監視の作成に挑戦しました。 今回の筆者は コムシス情報システム株式会社 山本 聡(やまもと さとる)です。 以前のエントリーでKubernetesの構築について書かせていただきました。 …

KubernetesでPodを作る方法

KubernetesでPodを作る方法は公式のドキュメント「Kubernetes 101」にまとめられていますし、Web検索すると同じような内容のブログ記事やフォーラムのFAQが見つかります。 多くの人がこんな内容のYAMLファイルを書いて、Nginx 1.7.9をデプロイしたはずです。…

JUJU + MAAS を使用したKubernetes構築 + 監視設定

最近当ブログでよく書かれているKubernetes。 そのKubernetesについて、物理サーバを使用した構築を行ってみようと考えました。 今回はJUJU + MAASによるKubernetes(k8s)の構築と、 PrometheusとGrafanaを使用したリソース監視の環境を作成した結果を公開い…

Jujuで構築するKubernetesでGPUを使うには

JujuでKubernetesをデプロイする方法については以前、次のように書きました。 tech.virtualtech.jp では、今回は「Jujuで構築するKubernetesでGPUを使うには」と言う話を書きたいと思います。 と言っても割と簡単で、Kubernetes WorkerノードにNVIDIAのGPUを…

Jujuで構築するKubernetes

最近弊社ではKubernetesの検証を始めています。 Kubernetesは、展開、スケーリング、コンテナー上で動くアプリケーションの管理を自動化するために設計されたオープンソースのプラットフォームです。2014年にKubernetesプロジェクトがGoogle主導のもと始まり…

Packstackで構築したOpenStackをOcataからPikeにアップグレードする

ここ数日、Packstackで構築したOpenStackをOcataからPikeにアップグレードする方法を調べていました。 昔と比べると、そんなに苦労することなくアップグレードできることが確認できました。情報を共有したいと思い、こちらのブログに書かせていただきました…

GPUパススルーを利用したKVM仮想マシンが不安定なときのチェックポイント

前回は、KVM環境でGPUパススルーをする方法について構築手順を紹介しました。 KVMでGPUパススルーを使った仮想マシンを構築 - 仮想化通信 しかしながら、環境によってはいくつかの要因が重なり手順どおりにはいかないことがあります。 ここでは、KVM仮想マシ…

KVMでGPUパススルーを使った仮想マシンを構築

最近のGPU性能は著しく向上しており、GPUのグラフィック処理以外での利用(GPGPU)が増えてきています。とくにディープラーニングやデータマイニングなど、人工知能分野での利用が大きな注目を集めております。 KVM仮想マシン上でGPUを利用する方法の一つとし…

HoloLens雑感

先日開催されたマイクロソフトのイベント「Connect();」の協賛連動企画で、Twitterでリツイートのキャンペーンに参戦し、景品のHoloLensをいただきました。 Microsoft Connect ();2017 - Microsoft Events & Seminars バタバタしていたのでなかなか触れなか…

Juju/MAASでデプロイするOpenStackでLXDを使う方法

Juju/MAASを使ってOpenStackをデプロイ...と言いますか、Nova Computeチャームを使ってデフォルト設定のままデプロイすると、virt-type KVMとしてデプロイされます。インスタンスを起動するとVMが作成され、その中で指定したOSが起動します。 これをNova Com…

Ubuntu JujuでデプロイしたマシンをAnsibleで管理するには

はじめに 最近、JujuとMAASを使ったOpenStack環境の構築を検証しています。 こちらでその辺りの情報を公開しています。 https://bitbucket.org/ytooyama/juju-maas/src/?at=master https://bitbucket.org/ytooyama/maas-testlab/src/?at=master Jujuは様々な…

Ubuntu Xenial (16.04) でOpen vSwitch+DPDKな環境を作る(vHost User Clientモード編)

以前、UbuntuでOpen vSwitch+DPDKを導入してKVMで利用する手順をここで書かせていただきました。 tech.virtualtech.jp tech.virtualtech.jp tech.virtualtech.jp 以前取り上げた方法は全てvHost User Serverモードによって動かす手順です。vHost User Server…

Ubuntu Xenial (16.04) でOpen vSwitch+DPDKな環境を作る(QEMUアップデート編)

以前、UbuntuでOpen vSwitch+DPDKを導入してKVMで利用する手順をここで書かせていただきました。 tech.virtualtech.jp tech.virtualtech.jp 現在Ubuntu 16.04ではOcataリポジトリーを有効にすると、標準パッケージよりも新しいQEMU-KVMパッケージがインスト…

HPサーバーのGen8以降用ディスクトレイのパチモンをeBayで買う

久しぶりにサーバーネタは、HDDトレイのパチモン(偽造品)を買って試すお話です。はじめに言うとトレイは一応使えましたが、言わずもがな使用は自己責任となります。 背景 長らく弊社の検証サーバー機材として活躍してきたHP ProLiant G6世代のサーバーが、…

Canonical Ubuntu MAAS 2.2.0がリリースされた

2017年5月末にMAAS 2.2がリリースされたので、早速試してみました。 MAAS 2.2 リリースノート Canonical Ubuntu MAAS 2.2は現在MAAS Stable PPAで公開されており、Ubuntu 16.04.x Serverで利用するには次のようにリポジトリーを有効化する必要があります。 $…

VMware ESXiやWorkstationとFusionに非常に深刻な脆弱性、アップデートパッチが公開される

以下のNEWSGAIA社のニュースサイト「Security NEXT」による報道について、調べてみました。 www.security-next.com この問題はCVE-2017-4902, CVE-2017-4903, CVE-2017-4904, CVE-2017-4905で報告されている脆弱性で、修正プログラムは2017年03月28日にVMwar…

Ubuntu Xenial (16.04) でOpen vSwitch+DPDKな環境を作る(後編)

[2017/7/6 追記] 大幅に内容を書き換えました。 tech.virtualtech.jp Ubuntu XenialでOpen vSwitch+DPDKな環境を作る(前編) の環境ができたら、次にOpen vSwitch+DPDKをLinux KVM仮想マシンで使ってみます。 Linux KVMのインストール Linux KVM環境を構築し…

Ubuntu Xenial (16.04) でOpen vSwitch+DPDKな環境を作る(前編)

Open vSwitch+DPDKが今、熱いようです。 早速、Ubuntu XenialでOpen vSwitch+DPDKな環境を作ってみることにしました。次のバージョンのUbuntuを使って動作確認しました。 $ cat /proc/version_signature Ubuntu 4.4.0-53.74-generic 4.4.30 $ cat /etc/lsb-r…

UbuntuでOpen vSwitchをLinux KVMのブリッジとして使う

UbuntuにOpen vSwitchをインストールする UbuntuでOpenvSwitchを利用するには次のようにパッケージを入れます。 Ubuntu 16.04.xではLTS版のOpen vSwitch 2.5系がインストールできます。 $ sudo apt update $ sudo apt install openvswitch-switch openvswitc…