仮想化通信

日本仮想化技術株式会社の公式エンジニアブログ

Linux

containerd + nerdctlを使ってみた

containerdはKubernetesに対応するコンテナランタイムの一つです。 containerdにはctrというCLIインターフェースがあり、これを使ってコンテナの実行やイメージのPullなどができるのですが、Dockerのそれとはコマンド操作に互換性はありません。 しかしnerdc…

PG-StromをAnsible Playbookで環境構築

「PG-Stromのパッケージング化」がお題となったため、去年末くらいに検証したDocker/PodmanといったようなコンテナーでPG-Stromを動かす方法 に次いで、AnsibleでPG-Strom環境構築の自動化する方法について調査することにしました。 今回はRed Hat Enterpris…

Ubuntu 22.10でSSHサーバーの待ち受けポートを変更するには

2022年10月21日(日本時間)、Ubuntu 22.10 Kinetic Kuduがリリースされました。 主な変更点についてはリリースノートを参照して頂きたいのですが、一般的なユーザーにとって影響するであろうポイントは、SSHサーバーがsystemdのSocket-Based Activation経由で…

CO2濃度をMackerelで可視化する

室内のCO2濃度が高まると、眠気や頭痛など、人体に様々な影響があるようです。 CO2濃度を見える化し、快適な作業環境を整えるため、CO2モニターのEPEA-CO2-NDIR-07を導入してみました。 EPEA-CO2-NDIR-07はUSB経由でシリアル入力を読み取れるようなので、Lin…

ZabbixでPrometheusメトリックを取り込む

[追記] 記事ではZabbix 4.4を使った流れで解説していますが、Zabbix 5.0 LTSでも同じように設定して動作したので、これから試すならZabbix 5.0で動かした方がいいと思います。サポート期間的にも 前回はKubernetesクラスターをPrometheusとcAdvisorで監視す…

UbuntuでCRI-OをKubernetesで使う

UbuntuベースでコンテナーランタイムのCRI-Oをインストールして、kubeadmを使ってKubernetesをデプロイしたときの記録です。 ドキュメントも揃っているし、鼻をほじりながらでもできるのでは?と思っていたら、思っていた以上に大変でした。 [2/18 更新] 余…

rkeを今更ながら触ってみた

【2019年9月5日15:00追記】若干修正しました。 【2019年9月5日18:00追記】若干修正しました。 【2019年10月1日19:00追記】/rke/releases/tag/latestがなくなっていたので修正しました。その他、若干修正しました。 これまで、Rancher LabがOSSで開発している…

Canonical Ubuntu MAAS 2.2.0がリリースされた

2017年5月末にMAAS 2.2がリリースされたので、早速試してみました。 MAAS 2.2 リリースノート Canonical Ubuntu MAAS 2.2は現在MAAS Stable PPAで公開されており、Ubuntu 16.04.x Serverで利用するには次のようにリポジトリーを有効化する必要があります。 $…

Ubuntu Xenial (16.04) でOpen vSwitch+DPDKな環境を作る(前編)

Open vSwitch+DPDKが今、熱いようです。 早速、Ubuntu XenialでOpen vSwitch+DPDKな環境を作ってみることにしました。次のバージョンのUbuntuを使って動作確認しました。 $ cat /proc/version_signature Ubuntu 4.4.0-53.74-generic 4.4.30 $ cat /etc/lsb-r…

UbuntuでOpen vSwitchをLinux KVMのブリッジとして使う

UbuntuにOpen vSwitchをインストールする UbuntuでOpenvSwitchを利用するには次のようにパッケージを入れます。 Ubuntu 16.04.xではLTS版のOpen vSwitch 2.5系がインストールできます。 $ sudo apt update $ sudo apt install openvswitch-switch openvswitc…