MAAS 3.0からMAS 3.1へアップグレードしてみました。 リリースは2021年12月なので、ちょっとだいぶ経ってしまいました。
MAASとは何か
ここで言っているMAASは「Mobility as a Service」の方ではなくて、「Metal as a Service」の方です。 MAASはデータセンターなどにあるサーバーを管理して、OSのセットアップを自動化するツールです。
MAAS 3.1の更新点
MAAS 3.1ではLXDクラスターが組めるようになった点が大きな変更点です。 また、マシンのクローンを作成したり、イメージインポートが高速化したり、 専用のツールを使って作成したカスタムUbuntuイメージを使ってブートができる(Ubuntu飲み、それ以外のOSはデプロイのみ)
MAAS 3.0から3.1へのアップグレード
MAAS 3.1へアップグレードします。私はパッケージ版でインストールしているため、基本的には以下のサイトにあるように、コマンドを実行するだけで終わりです。
snap版もしくはMAAS 3.0以外のバージョンからのアップグレードについてはこちらをご覧いただき、バージョンを切り替えて手順を確認してください。
sudo apt-add-repository ppa:maas/3.1 sudo apt update sudo apt upgrade maas
アップグレード後、他にパッチのアップデートがないことを確認します。
apt list --upgradable Listing... Done
MAASにログインして、フッダー部分のバージョンが3.1.0になっており、画面遷移してもエラーが出ないことを確認します。
最後に、不要なMAAS 3.0用のPPAリポジトリを取り除きます。
sudo apt-add-repository -r ppa:maas/3.0
以上で完了です。
アップグレードしてみてよかった点は、MAASのイメージインポートがリリースノートに書かれていたように本当に速かった所、さらに書かれていなかったところとしては、Dashboardの表示がMAAS 3.0よりもスムーズに動くようになった点でしょうか。Dashboardのパフォーマンス改善が継続的にされていて、良い印象です。
イメージのページの使い勝手がちょっと変わっていました。イメージインポートは確かに速いですね。