仮想化通信

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VMWare FusionのRetina対応とWindows 10 Anniversary updateと

VMware Fusionは結構前のバージョンからRetinaに対応しています。 先日、仕事用環境を一新してもらい、MacをRetina対応のMacBook Pro 13inchに、モニターを4K対応にしてもらったのを機にVMware FusionのVMもRetinaモードで使い始めました。新しいMacでもWindows 10は特に問題なく動いていました。

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しかし、Windows 10にAnniversary updateを適用して以降、仮想マシンの中のWindows 10でマウスの矢印にズレが発生してリンク、アイコン、ウィンドウのクリックがしづらくなる問題が発生するようになりました。クリックするときにちょっと左上でクリックしないといけなくなってしまいました。

このため、画面上に見えている矢印の位置と実際のカーソルの位置が異なるため、マウスのクリックどころかウィンドウのドラッグアンドドロップも満足にできない状況です。

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一番困るのがウィンドウが画面の上部に来てしまった時です。タイトルバーをクリックできないので、マウス操作ではウィンドウを移動することができなくなります。もちろん、キーボードショットカットを使ってウィンドウの移動は可能です。とはいえ、Anniversary update適用前は正常に動いていたものが動かなくなるとストレスが溜まります。

Anniversary update適用以前はこのような問題が発生していなかったことから、Anniversary updateとVMware Toolsの対応不足のような気がしています。

この環境は仕事用の環境なので、vSphere Clientを使った仮想マシンの管理をすることがあるのですが、その描画もおかしくなりました。ちなみにこの事象もAnniversary update適用以前は起きていませんでした(黒い部分は本来、描画されるべきところ)。

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最初にWindows 10 Anniversary updateを動かしたのはVMware Fusion 6.0.6で、さすがに古いだろうと8.1.1に更新しましたが、状況は一緒でした。

ちなみにRetina非対応のモニターではこのような問題は起きませんでした。このことからVMware FusionのRetinaの実装の不足とWindows 10 Anniversary updateの何かの複合技で問題が発生している可能性が高いです。

とはいえ、もう疲れたのでParallels Desktop 11に乗り換えます(次の図はVMware FusionのVMをParallels Desktop 11にインポートしているところ)。

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その後、VMware Fusion 6/8で動いていたWindows 10はParallels Desktop 11で無事動きました(ただし、インポート後にParallels Toolsのインストールと、VMをシャットダウンして仮想NICを追加する処理が必要でした)。VMware Fusion 6/8で動いていた時のようなカーソルのズレは全くなくなり、快適に動くようになりました。

ただし、移行後のWindows 10はライセンス認証を再度行う必要があるようです。