社内にはヤフオクでかき集められたサーバーがゴロゴロしているのですが、HP ProLiant ML350はG4p・G5・G6と、3世代分そろっていたので、世代間の消費電力をごく簡単に計測してみました。サーバーの節電対策の参考にどうぞ。 ※測定の精度に関しては一切保証しません。サーバー構成・設定によって消費電力は異なります。
測定環境
測定にはワットチェッカーを使用しました。 OSには測定当時出たばかりだったFedora 15 betaを使用しました(現在はFedora15がリリース済のようです)。 CPU負荷をかける際は「yes > /dev/null」をCPUのコア数の分だけ同時実行しました。
ML350 G4p
スペック
測定結果
- 待機電力: 約20W
- 起動して何もしていない状態: 約150W
- CPUに負荷をかけた状態: 約200W
ML350 G5
スペック
測定結果
- 待機電力: 約20W
- 起動して何もしていない状態: 約190W
- CPUに負荷をかけた状態: 約210W
ML350 G6
測定結果
- 待機電力: 約13W
- 起動して何もしていない状態: 約75W
- CPUに負荷をかけた状態: 約150W
グラフと一口メモ
G5サーバーではOS起動後何もしていない状態でも200W弱の電力を消費するようでした。G4pサーバーはディスクの大きさ・規格が違うものの、低負荷時で150WとG5サーバーよりも消費電力が小さい点はやや意外でした。 G6サーバー(Xeon5500/5600番台世代)は、やはり旧世代に比べて消費電力が低いのがわかります。G6サーバーの高負荷時とG4pサーバーの低負荷時が同じ消費電力となりました。 細かいところだと、待機電力はG4p・G5サーバーが20W、G6が13Wと、7Wほどの差がありました。待機中はiLO2の稼働に電力を消費していると思われますが、ここでも違いがあるようです。 現在、社内サーバーとしてML350 G5に仮想マシンを6〜7台載せて運用していますが、近々G6サーバーにリプレース予定です。リプレース前後の消費電力について後日紹介したいと思います。