ESXi単体を大体触ってみたところで、次はvCenter Serverのインストール・検証です。ZIP版を展開してまず目についたのが「vSphere-WebClient」と言うディレクトリ。これはすごく面白そうだったので、早速試してみました。 (ちなみに、ホストキャッシュのレポートがまだですが、とりあえず動作しました。)
(大まかに)vSphere Web Clientが使えるようになるまでの流れ
次のような手順で、vSphere Web Clientが使用可能となります。
- vCenter Serverをインストール
- vSphere Clientをインストール
- vSphere Clientにログインして、データセンタとホストの追加を行う
- vSphere Web Clientをインストール
- vSphere Admininstration Applicationで、vCenter Serverの情報を登録(後述)
- vSphere Web Clientにアクセス(後述)
途中、vSphere Clientにログインしてデータセンタとホストを追加していますが、現状のvSphere Web Clientではこれらの追加はできないようでした。
vSphere Admininstration Applicationのようす
インストール直後に自動で表示されるか、スタートメニューの中にリンクか有るのでそちらからアクセスします。
登録画面はこんな感じで、IPアドレス・ユーザー名・パスワードを指定する程度です。
vSphere Web Clientのようす
vSphere Web Clientもスタートメニューの中にリンクがあるのでそちらからアクセスします。なお、Web Clientを利用するにはFlashが必要となります。
ログイン後は次のような感じです。仮想マシンのサマリを表示しているところ。
プラグインをインストールすると、VMのコンソール画面を開く事も可能です。対応ブラウザはInternetExplorerもしくはFirefox(Windowsのみ)に対応しているようです。
仮想マシンの追加は可能のようで、vSphere Clientで操作するのと同じように(もしくは従来より若干快適に)仮想マシンを作成できました。若干、というのは、仮想マシン作成ウィザード内で仮想CDドライブにISOをマウントできる点が個人的に便利だと感じました。
パフォーマンスの確認ももちろん可能です。
そしてなんと、ライブマイグレーションもできそうな雰囲気です。実際には試していませんが、複数ホストを用意してvMotionを有効にすれば、Webから簡単にライブマイグレーションを実行することができそうです。
まとめ
Macなど別のOSでWebアクセスして仮想マシンを管理することが可能になったため、普段の業務でMacBookを使用している(VMwareを扱い時にはWindowsのVMをいちいち立ち上げていた)弊社としては非常に便利なツールが登場したなあ、と感じました。
Windowsのみ対応らしいリモートコンソールについては、SSHやWindowsのリモートデスクトップでどうにでもできますので、なくてもそれほど困らないかと思っています。