仮想化通信

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HP DL380p Gen8にSmartArrayキャッシュを取り付け

 HPの現行サーバーである、ProLiant DL380p Gen8サーバーを夏に購入して、検証機として使用しています。最近行っている検証がローカルストレージのパフォーマンスを求める内容だったため、購入当初は付けていなかったSmart ArrayのFBWCキャッシュモジュールを追加することになりました。私が関わっている検証作業ではなかったのですが、サーバーいじりは大好物なので、勝手に手伝いとして1台やらせてもらうことにしました。

 しかし、取り付け方法が見当たりません。パッケージに説明書はなく、本体のフタにも見当たらないようでした。キャッシュモジュール自体はシステムボードのソケットにメモリと同じ要領で挿しこむだけですが、バッテリーの格納先が分からず苦労しました。調べたところ、下記リンク先のHPによる分解動画にヒントがありました。動画自体はGen8サーバーはツールレスでここまで分解できます、と言う内容です。

 1:05から1:09のあたりでキャッシュモジュールを取り外しています。このとき、モジュールについているケーブルを目でたどるとサーバーのフロントの部分につながっています。実際に探すと、ありました。黒いトレイが収納されていました。

 ここにバッテリーをパチンとはめられるようになっています。

 バッテリーを取り付けるためには、次のパーツを取り外す必要があります。

  • エアの流れを調整するためのバッフル(透明のもの)
  • ファンモジュール
  • ファンモジュールのガイドレールみたいな金具のパーツ
  • SASバックプレーン側のSASケーブル(ケーブルが固くて作業の邪魔になるため)

 ツールレストで楽しいのですが、ちょっと手間ではあります。取り外し方法は先の動画で紹介されているのをそちらを参考にしてください。すべて取り外した様子はこちら。

 キャッシュモジュールとバッテリーの接続が済んだら、線をうまく収納します。SASケーブルと同じ所を這わせつつ、余ったケーブルをバッテリーケースの横のすきまに詰め込んだら、綺麗に収まりました。

 最後はBIOSで認識されるかどうか確認して完了です。

 最初に書いたとおり、私が関わっている件ではなかったので、性能がどのくらい向上するかみたいなところは見ていませんが、マシンと時間が空いていたら見てみたいですね。